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PostHeaderIcon 決定的な得点の機会の阻止について

2016年4月17日にSSAPで行われた
「JFAプレミアカップ2016 supported by NIKE」の3位決定戦。
この試合の前半で1点を決めたフリーキックについて。

そのフリーキックになった状況は、

前線にロングボールが蹴られてボールは相手ゴール方向へ
FWの選手が1名反応し追いかけるがDFの選手が1名が先に追いつき、ほぼ同時にGKも飛び出してきていた。
ボールはペナルティーエリアの手前で失速するも止まっていない。
GKはペナルティーエリアを出てボールをクリアに行きそうな勢いだったが、DFの選手が追いついていたため、一瞬、DFとGKでボールを挟み見合う感じ。
すぐにDFの選手がボールをキープし右にターン、GKは体をDFの選手のプレーに邪魔にならないようなかたちで右にかわした。
DFの選手がボールをワンタッチして右にターンし前を向こうとした時、追いかけてきていたFWの選手がDFの選手を右から回り込んでボールを上手に奪取。
そのままゴールへ向かおうとしていました。
その時、ボールを奪われたDFの選手が体勢を崩しながらもボールの方向に足を出しました。
DFの選手の足がボールに触れたかどうかは判別できませんでしたが、FWの選手の足を引っかけて倒してしまいました。
pic_160417
もしも、FWの選手が抜けていれば、GKもいないゴールへフリーとなる状況でした。

「ピーー」
主審の笛が鳴り腕は目の前のゴールを水平に指し、DFのファウルを明示。

私は応援席から見ていましたが
DFのファウルなら明らかな「決定的な得点の機会の阻止」だろうと思いました。

この時の主審はゴールドワッペンを胸に着けた1級審判員でしたが
その手にはイエローカードを持ちDFの選手に提示、直接フリーキックで再開でした。

結果として、この直接フリーキックが綺麗にゴールネットを揺らし先制点となりました。

さて、皆さん、どう思いますか?
これで良いのでしょうか?

ここで決定的な得点の機会の阻止について競技規則とガイドラインを引用します。


競技規則 第12条 ファウルと不正行為
得点、または決定的な得点の機会の阻止
相手競技者の決定的な得点の機会の阻止で退場となる反則は2 種類あるが、ペナルティーエリア内で発生するものだけが対象となっているのではない。
決定的な得点の機会があり、相手競技者がボールを手または腕で扱い、また相手競技者にファウルをしたにもかかわらず、主審がアドバンテージを適用し、その後、直接得点となった場合、その競技者は退場を命じられないが、警告されることがある。
主審と副審は、得点または決定的な得点の機会の阻止で競技者に退場を命じるとき、次の状況を考慮に入れなければならない。

  • 反則とゴールとの距離
  • ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性
  • プレーの方向
  • 守備側競技者の位置と数
  • 相手競技者の決定的な得点の機会を阻止する反則が直接フリーキックまたは間接フリーキックとなるものであること

競技規則の解釈と審判員のためのガイドライン
第12 条 ファウルと不正行為
退場となる反則
競技者、交代要員または交代して退いた競技者は、次の7 項目の反則のいずれかを犯した場合、退場を命じられる。

  • 著しく不正なファウルプレー
  • 乱暴な行為
  • 相手競技者またはその他の者につばを吐く
  • 意図的にボールを手または腕で扱い、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止する(自分のペナルティーエリア内でゴールキーパーが行ったものには適用しない)
  • フリーキックまたはペナルティーキックとなる反則で、ゴールに向かっている相手競技者の決定的な得点の機会を阻止する
  • 攻撃的な、侮辱的な、または下品な発言や身振りをする
  • 同じ試合の中で二つ目の警告を受ける

退場を命じられた競技者、交代要員または交代して退いた競技者は、フィールド周辺及びテクニカルエリア周辺から離れなければならない。


結論から言うと
FWの選手がボールをキープして抜ければ完全フリーとなる状況で、DFの選手が直接フリーキックとなる反則を犯したのであれば明らかに決定的な得点の機会の阻止でDFの選手は退場(レッドカード)になるはずです

ペナルティーエリア外ではありましたがFWとゴールの間にはGKも居ない状況。
FWの選手はボールをキープしてゴールへ向かおうとしている状況。
抜ければフリーで決定的な得点の機会であることは誰から見ても明らかな状況。
この状況で直接FKのファウルをDFがしたと主審が認めたのであれば、
イエローカードの判断はどのような理由なのかを私は聞きたいです。

皆のお手本になるべきゴールドワッペンの1級審判員なのだから、周りを納得させられるレフェリングをしてほしい。

2 Responses to “決定的な得点の機会の阻止について”

  • NSP CLUB says:

    はじめまして。

    ブログを拝見させていただきました。

    東京都でアクティブレフェリーをしている者です。

    フリーキックになったシーンを文面で読ませていただきましたが、もし私がその状況にいたとしたならば、ラフプレーで警告にすると思います。
    もちろん文面からの判断ですし、実際に見ているわけではないので正しいとも言い切れるわけがありません。

    理由は以下です。
    1.そもそも攻撃側競技者がボールを保持していなかった
    2.攻撃側競技者がボール奪取後、間もなく意図的に守備側競技者がトリップした

    おっしゃるとおり、決定的な得点機会の阻止は以下の条件です。
    ・反則とゴールとの距離
    ・ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性
    ・プレーの方向
    ・守備側競技者の位置と数
    ・相手競技者の決定的な得点の機会を阻止する反則が直接フリーキックまたは間接フリーキックとなるものであること

    しかし、決定的な得点機会の阻止に求められる、ボールを保持していた上で完全にコントロールできていたかが疑問です。

    確実に攻撃側競技者が自分のコントロール下にあったのだとしたら、当然ながら決定的な得点機会の阻止となると考えますが、このゲームの主審も同様に考えたのではないかと思われます。

    これは言葉の問題かもしれませんが、例えば攻撃側競技者がボールを確実に保持している状況で同じことがおきればまた判断は変わると思います。

    この意見がすべてだとは思いませんが、感じたことをコメントしてみました。

    ちなみに、ある試合で決定的な得点機会の阻止を採用したら、アセッサーからくそみそに言われた審判員です^^;

    • referee says:

      コメントありがとうございます。
      NSP CLUBさんのブログも大変勉強になるので、勝手にリンクを登録させて頂きました。
      もし、リンク不可の場合は連絡ください、登録削除しますので・・・。

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